科学的な分析 ランニングの鍵!「AT」でペースUP
マラソンや駅伝の 中継を見ていると、解説者が「この選手はATが高いですね」「ATが下がってきたか」といったコメントを耳にすることがあります。この「AT」とは一体何なのでしょうか? 「AT」とは、「 anaerobic threshold(嫌気性代謝閾値)」の略称で、運動強度が ある一定レベルを超えた際に、体内で急激に乳酸が蓄積し始めるポイントのことを指します。ランニングなどの運動中は、筋肉にエネルギーを供給するために、酸素を取り込んでエネルギーを生成します。しかし、運動強度が高まり、ある一定の運動強度を超えると、酸素の供給だけではエネルギーの需要に追いつかなくなり、代わりに体内で乳酸が生成され始めます。このポイントがまさに「AT」です。「AT」は、ランナーにとって重要な指標の一つとされています。 「AT」が高いランナーは、より速いペースで長く走り続けることができるからです。フルマラソンのような長距離レースでは、いかに「AT」の高いペースを維持できるかが、 タイムに大きく影響してきます。「AT」を高めるためには、 一定期間、負荷の高いトレーニングを継続する必要があります。 また、日々のトレーニングに加えて、十分な休息や栄養摂取も重要です。