ランニングシューズのドロップ: 選び方と走りの関係

ランニング初心者
先生、「ドロップ」ってランニングシューズでよく聞くんですけど、どういう意味ですか?

ランニング専門家
いい質問だね!
ドロップは、シューズのかかと部分とつま先部分の高さの差のことだよ。ミリ単位で表されるんだ。例えば、ドロップ10mmのシューズは、かかとがつま先より10mm高いということになるね。

ランニング初心者
なるほど。なんでかかとが高い方がいいんですか?

ランニング専門家
それはね、かかとが高い方が、自然と体重が前に移動して、走り出しやすくなるからなんだ。 でも、高すぎると、かかとから着地する「ヒールストライク」になってしまって、逆にブレーキがかかってしまうこともある。だから、自分の走り方に合ったドロップのシューズを選ぶことが大切なんだよ。
1. ドロップとは?
ランニングシューズの「ドロップ」とは、つま先とかかとの高さの差を指し、シューズ選びにおいて重要な要素の一つになります。単位はmmで表記され、例えばドロップ10mmのシューズは、つま先よりもかかとが10mm高い構造になっています。
多くのランニングシューズでは、かかとを高くすることでスムーズな体重移動を促し、走りやすく設計されています。しかし、ドロップが高すぎると、かかとからの着地(ヒールストライク)が起こりやすくなり、ブレーキの要因となることもあります。そのため、自分のランニングフォームや目的に適したドロップのシューズを選ぶことが大切です。

2. ドロップの種類
ランニングシューズのドロップは、大きく分けて「ハイ・ミドル・ロー」の3種類があります。
ドロップの種類
| 種類 | 特徴 | 適した走法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| ハイ | かかとが高く、衝撃吸収に優れる | ヒールストライク走法 | ・初心者でも走りやすい ・膝や腰への負担を軽減 | ・フォアフット・ミッドフット走法には不向き ・足首の柔軟性が求められる |
| ミドル | バランスの取れた設計 | ミッドフット走法 | ・多くのランナーに適応 ・自然な体重移動をサポート | ・走法によっては違和感を感じることがある |
| ロー | つま先寄りの着地を促す | フォアフット走法 | ・自然な足の動きを促す ・スピード向上に適している | ・ふくらはぎへの負担が増える ・初心者には不向き |

3. ハイドロップの特徴とメリット・デメリット
ハイドロップの特徴
ヒールストライク走法のランナーに向いています。ヒールストライク走法とは、かかとから着地する走り方で、長距離を走る際にエネルギー消費を抑えることができます。
フォアフット走法やミッドフット走法には向いていません。ミッドフット走法は、つま先やかかとからではなく、足の裏全体で着地する走り方です。フォアフット走法含め、これらの走法でハイドロップのシューズを履くと、足首が固定されず、怪我のリスクが高まります。
ハイドロップのメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
| ・着地時の衝撃を吸収しやすい | ・フォアフット・ミッドフット走法には不向き |
| ・初心者でも走りやすい | ・足首の柔軟性が求められる |
| ・膝や腰への負担を軽減 |

4. 自分の走りに合ったドロップの見つけ方
まず自分のランニングフォームをチェックしてみましょう。
- ヒールストライク走法の方:ドロップが10mm程度のシューズがおすすめ。
- ミッドフット走法・フォアフット走法の方:ドロップが6mm以下のシューズが適しています。
初心者のうちは、今まで履いていた靴のドロップを参考にすると良いでしょう。普段使いのスニーカーは、ランニングシューズに比べてドロップが大きいものが多いため、注意が必要です。
ドロップの感じ方には個人差があります。実際にいくつかのシューズを試着し、走ってみることが大切です。専門店では、専門スタッフに相談しながら自分に最適なドロップのシューズを見つけることができます。

5. ドロップ変更の注意点
ドロップを変更する際には、これまでとは違う負荷が身体にかかることを理解しておく必要があります。特に、ドロップの差が大きいほど、アキレス腱やふくらはぎ、足裏などにかかる負担も大きくなります。そのため、急にドロップを大きく変えることは避け、徐々に変化させていくことが重要です。
新しいドロップのシューズに慣れるまでは、短い距離から始め、身体の反応を見ながら徐々に距離を伸ばしていくようにしましょう。また、違和感や痛みを感じた場合は、無理をせず使用を中止し、専門医に相談するなどしてください。


